Just be yourself

9.ありのままの自分を大切に ~自己受容がもたらす心の平和~

闘病記

今までの記事では病状や症状との付き合い方、考え方を主にお伝えしてきましたが、今日は少し切り口を変えて、自分を認める、褒める、そうした内容をお伝えしていきます。実際に私がやってきた方法で、今現在も継続していることですので、よろしければ参考になさってみて下さい。

皆さんはご自身が努力されていること、頑張っていらっしゃることをちゃんと認めて、褒めていますか?色々な事が苦手になり、出来なくなってしまって、少しずつまた出来るようになっていく過程で、どうしても健康な方や他の方と比べてしまい、そして、元々出来ていたのだからとかこれくらいは出来て当然だろうと、もしかしたら思われているかもしれません。でも、大切なのは事の大小ではなく、着実に前進しているご自身がいるということです。


例えば、今日は少し誰かとお話できた、部屋から出られた、庭の景色が見られた、以前は出来なかったことなのに、ちゃんと出来るようになった、苦しく、辛い症状がある中で気持ちをもっていって実行することってとても大変なのに、諦めること無く前を向いて一歩ずつ。とても素晴らしいことだと思います。

なにか一つそうした事が出来た時、

「よく頑張ったね。でも無理はしないようにね。」

こんな感じでご自身に声をかけるようにしてあげてください。

私は声に出して言うようにしていますが、抵抗がある方は心のなかでそっと呟く形でもよいと思います。

自分を褒めることは、自己肯定感を育てる重要な要素で、病状により不安が強い私にとってはとても効果的でした。ストレスや不安が和らぎ、少しずつですが、病気や症状に対しても前向きな気持ちを持ちやすくなっています。また、自分を褒める事が出来るということは、心に余裕があることの証拠、次の一歩を踏み出すきっかけにもなります。


病状で余裕がない時は自分のことすらまともに見えず、大切にしなければならない気持ちや心をどうしても見過ごしてしまいます。ですから、ことさら今回の記事の内容を意識してみてほしいです。声のかけ方と言いますか、ご自身のあり方、してきたこと、それらを認め、褒めるやり方はどのような形でも構いませんし、誰かと比べることでもありません。

そうしたことの繰り返し、積み重ねが、ご自身を認めることとなり、心にも少しずつゆとりが生まれてきますし、それが次の一歩へと繋がります。病状を抱えながらの生活はとても大変なもので、進んだかと思えば後戻りの繰り返し、いつも前を向いてとは行きません。そんな時は逃げてもいいですしお休みしても大丈夫です。その選択はご自身を守るためのもの、決して責めないようにして下さいね。

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

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