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4.冷静に、そしてゆったりと ~心のバランスを大切に~

闘病記
闘病記
ここでは恐怖性不安障害とそれに伴う様々な症状とどのように付き合ってきたのか、どんな気持ちで過ごしてきたのか等、私の体験とお役に立てそうな考え...

ここまで記載して参りました、1、2、3の記事、出来るだけ時系列に沿って記事にしておりますが、いわゆるステップアップのような感じでスマートにこられたわけでは当然ありません。

1~3の記事の内容を何度も何度も行ったり来たり、もうやめよう、しんどい、そんな気持ちで自棄になったこともあります。毎日毎日やりたいことの一つもできず、病状と付き合うだけ、しかも良くなっているのかどうかも掴みづらく、確証も持てないような状態、相当しんどい時期でした。

そしてその気持ちに拍車をかけてくるのが焦りの感情、焦りからくる言動は思考を鈍らせ、暴走すると今まで培ってきた土台すら壊しかねません。


詳細はかなりひどい内容ですので記載は避けますが、当時、様々な焦りから、症状を抱えたまま無理やり就職活動をし、理解を得られたと思った就職先で騙され、酷い扱いを受けたせいで症状が更に悪化、心はボロボロになり、今まで必死にリハビリをして良くなっていた状態もリセットされました。

焦りの気持ちが強くなったときは、初心にかえって、なぜ今この行動をしているのか、目的、目標は?そしてそれは今焦っていることによって解決されるのか?こう自問して少しずつ焦る心と付き合ってみて下さい。


仕事、プライベート、今まで出来ていたこと、無くした人生、それを早く取り戻したいと思うのは当然ことで、当時私も「焦らなくて良い」と優しく接してくれていた家族や友人に「そんなの無理だよ」と吐き捨てるように言っていました。ですので、皆さんのそうしたお気持ちも痛いほどわかります。でも、大切なのは一つ一つ積み重ねていくこと、たとえそれが元気な時の自分からしたら何も出来ていないように感じる事でも今の自分にとっては大切な前進なのです。

大変苦しい状況にあっても諦めず、一日一日を必死に生きている、それだけでも本当に素晴らしいこと、誰がなんと言おうと、そうして歯を食いしばって過ごしている皆さんを心から尊敬いたしますし、応援いたします。だからこそ、私と同じような失敗はしてほしくありません。

置かれた環境等でどうしようもないこともあるかとは思いますが、皆さんや大切なご家族が少しずつよい状態で前進し、心の状態を快復していく大切な時間ですから、焦る気持ちやその環境を少し見直して、日々頑張っているご自身やご家族のお体とお心に優しく接してあげて下さいね。

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

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